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1人会社や小規模法人では、経費の支払いを個人カードで立て替えているケースも少なくありません。
ただ、個人利用と事業利用が混ざると、会計処理や経費精算が面倒になりやすくなります。
そこで検討したいのが、事業用のクレジットカードです。
今回は、年会費無料で利用できる「FASIOビジネスカード」の特徴やメリット、注意点を、小規模法人の視点から整理します。
FASIOビジネスカードは、株式会社ファシオ・コンサルティングとライフカードの提携により発行されている事業用カードです。
FASIOビジネスカードの基本情報
FASIOビジネスカードのスタンダードカードは、年会費が永年無料です。
法人だけでなく、個人事業主も申込みできます。また、追加カードを含めて最大4枚まで発行できます。ファシオコンサルティング
主な内容をまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 申込対象 | 法人代表者・個人事業主 |
| 国際ブランド | Mastercard |
| ポイント | 2,000円につき1ポイント |
| 追加カード | 最大3枚、合計4枚まで |
| ETCカード | 1枚まで無料 |
| 財務資料 | 原則不要 |
| Web明細 | 対応 |
※2026年9月時点。サービス内容は変更される可能性があるため、申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。Fasio
FASIOビジネスカードのメリット
1. 年会費が永年無料
スタンダードカードは、年会費が永年無料です。
法人カードを初めて作る場合でも、年会費を気にせず保有しやすいのは大きなメリットです。Fasio
1人会社で「とりあえず事業用カードを分けたい」という場合にも使いやすいでしょう。
2. ポイントが貯まる
FASIOビジネスカードは、スタンダードカードでもカード利用額に応じてポイントが付与されます。
スタンダードでは2,000円につき1ポイントです。Fasio
光熱費、通信費、事務用品、クラウドサービスなどの支払いをカードへ集約すれば、日常的な事業支出でもポイントを貯められます。
3. 最大4枚まで発行できる
FASIOビジネスカードは、代表者カードと追加カードを合わせて最大4枚まで発行可能です。ファシオコンサルティング
たとえば、
- 代表者用
- 経理担当用
- 営業担当用
- その他従業員用
のように分けて持つことができます。
1人会社からスタートして、将来従業員が増えた場合にも対応しやすい構成です。
4. 経費を事業用カードにまとめられる
事業用のカードを作る最大のメリットは、個人利用と会社経費を分けやすくなることです。
事務用品や交通費、クラウドサービスの利用料などを法人カードにまとめれば、現金精算や個人カードからの立替処理を減らせます。
FASIO側も、カード決済への集約による現金精算削減をメリットとして案内しています。Fasio
5. 会計ソフトとの相性がいい
法人カードの明細を会計ソフトへ取り込める環境を作ることで、経理処理を効率化しやすくなります。
FASIOビジネスカード自体も、ネットバンキングやクレジットカードの明細データを会計処理に活用する考え方から開発されたと説明されています。Fasio
すでに紹介した、
- freee会計
- マネーフォワード クラウド会計
- 弥生会計 Next
などとあわせて、事業用カードを分けると経理の流れを整理しやすくなります。
発行スピードは?
FASIO公式では、Web申込みの場合、最短3営業日で審査完了、カード発行から到着まで最短7営業日程度と案内しています。Fasio
ただし、あくまで最短の場合です。
申込内容や審査状況によって時間がかかる可能性はあるので、急ぎで法人カードが必要な場合は余裕を持って申し込んだ方がよいでしょう。
財務資料は必要?
FASIO公式では、本人確認書類は必要ですが、財務資料は不要と案内されています。Fasio
設立直後の法人や、まだ決算書がない会社にとっては検討しやすいポイントです。
ただし、「財務資料不要=必ず審査に通る」という意味ではありません。
カード発行には所定の審査があります。
FASIOビジネスカードの注意点
1. スタンダードには旅行保険や空港ラウンジがない
年会費無料のスタンダードカードには、旅行傷害保険や空港ラウンジサービスは付帯していません。Fasio
出張が多く、ラウンジや保険を重視する場合は、プレミアムゴールドカードも比較した方がよいでしょう。
2. ポイント還元を最優先するカードではない
スタンダードカードは2,000円につき1ポイントです。Fasio
そのため、純粋にポイント還元率だけを追求したい場合は、他の法人カードとの比較も必要です。
一方で、
- 年会費無料
- 追加カード無料
- 事業用決済の分離
- 小規模法人でも使いやすい
といった点を重視するなら検討しやすいカードです。
3. 支払口座に条件がある
法人代表者として契約する場合は、法人名義口座が支払口座になります。
個人事業主の場合は、屋号名義または本人名義の口座が利用できます。Fasio
申込み前に、事業用口座を用意しておくとスムーズです。
プレミアムゴールドとの違い
FASIOには「プレミアムゴールドカード」もあります。
こちらは初年度無料で、2年目以降は1枚あたり年会費2,200円(税込)です。Fasio
プレミアムゴールドでは、
- 国内・海外旅行傷害保険
- ショッピングガード保険
- 国内主要空港ラウンジ
- 1,000円につき1ポイント
などが用意されています。Fasio
出張が多い経営者ならゴールド、まず経費決済を分けたい1人会社ならスタンダード、という選び方ができます。
FASIOビジネスカードが向いている会社
特に検討しやすいのは、次のような会社です。
- 1人会社
- 小規模法人
- 設立して間もない法人
- 年会費をかけずに法人カードを持ちたい
- 個人カードと会社経費を分けたい
- 従業員用のカードも将来的に必要
- 会計ソフトとの連携を活用したい
向かない可能性がある会社
一方で、
- 高いポイント還元率を最優先したい
- 空港ラウンジを頻繁に利用する
- 豪華な付帯保険を重視する
- 4枚以上のカードが必要
という場合は、他の法人カードも比較する価値があります。
会計ソフトと法人カードを一緒に整える
小規模法人では、会計ソフトだけ導入しても、支払い方法が個人カードや現金のままだと経理処理が複雑になりがちです。
そこで、
事業用銀行口座 → 法人カード → 会計ソフト
という流れを作ると、経理を整理しやすくなります。
関連記事はこちらです。
→ 小規模法人におすすめの会計ソフト3選|freee・マネーフォワード・弥生を比較
→「freee会計は1人会社・小規模法人に向いている?料金・メリット・注意点を解説」
まとめ
FASIOビジネスカードは、
- 年会費永年無料
- ポイントが付く
- 最大4枚まで発行可能
- 法人・個人事業主が申込み可能
- 財務資料不要
という特徴を持つ事業用カードです。ファシオコンサルティング
特に1人会社や設立直後の小規模法人で、「個人カードと会社経費を分けたい」という場合には検討しやすいでしょう。
一方で、旅行保険や空港ラウンジなどを重視する場合は、プレミアムゴールドや他社カードとの比較も必要です。
まずは年会費無料のスタンダードカードから検討する方法があります。


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